カテゴリ: リニアアンプ

今回は冷却ファンに遅延タイマーを設置すべく進めていましたが、フタを開けて何気なく高圧回路を見ると、バンド切り替えSWとドアノブコンデンサを繋いでいるリード線と~タンクコイルからのジャンパ間にスパーク痕があり、ジャンパー線の被覆が溶けて新線が露出し、黒焦げになっています。

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Before

何時だったかスパーク音が発生したのですが、1回だったので高圧部に侵入したホコリかゴミがスパークしたのだろうと思っていましたがこれが原因だったかも・・・

時々バンド切り替えスイッチの設定を忘れてミスマッチ状態で魂闘魂したこともあって、きな臭いにおいがしたことがあったので、少しずつダメージが広がっていったと思われます。

ここは結構な高圧がかかるので、それなりの導線が必要なのですが、生憎と手持ちがありません。。。。

回路図を確認するとこの回路は160mのみに使っている様ですが、当局は160mにはQRVしていないので、必要ないので撤去することにしました。

銅帯(実際には銀メッキ??)のスパーク痕が気になりますが、方法が思いつかないので、とりあえずこのまま。

 

という訳で、今回はジャンパー線1本の撤去でした。


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After


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撤去したジャンパー線 黒焦げに・・・

 


 

次回ファン遅延回路の設置をしようと思い念の為冷却のシロッコファン電源電圧を確認すると115V

このアンプの電源は240vなので、その電圧かと思っていたので、気が付かないと定格の約2倍の電源を供給して、危うく壊すところでした。

JAの家庭用交流電源は100Vor200vなので、効率が多少落ちるとは思いますが100Vでも使用できそうです。


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リニア背面よりDC12Vを取り出し 

リニア背面にDC12V端子があるので、補助としてこれに、手持ちのDC12Vファンを接続して冷却力アップを図ってみることにしました。



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手持ちのDC12Vブック型ファンを追加 



あれこれネットを検索していたら、良さそうな基板のサイトに辿り着きました。

詳細はこちら。

 

今月は賞与支給月だし、値段もそう高くないので、購入してみる価値はあるかも???

先日高圧電源平滑用電解コンデンサーを交換したリニア。

 

次は・・・

   コネクタ先端の△部分先端が摩耗??して丸くなっている(最初から??)

   芯線勘合部が何となく緩んでいる感じがする

   経年劣化でコネクタ全体が酸化してくすんだ色になっている

   定かではありませんが、US製とJA製ではネジピッチが違うので、上手くコネクタが締まらないケースがある。

これは既に体験済みHi

 

といった原因で接触不良に至る原因にもなりえるので(時々回り込みを起こすのもこれが要因か??)、新品に交換してみました。


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Before 



コネクタを探すも、オス側はいくつか通販サイトで見つかったのですが、メス側はどういった訳か殆どありません。

密林を探していたら、BY製の様ですが、良さそうなものがあったので、これをチョイス。


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 今回ゲットしたコネクタ


これはいつだったかSWRアナライザのコネクタを交換した時に使用したコネクタです。

 

方法は至って簡単、古いコネクタに半田付けされているコードを半田こてで半田を溶かして取り外して、コネクタのネジを緩めて取り外し。

装着はその逆。

 

と書けば簡単ですが、コネクタを止めているネジが固着していて、なかなか緩まずネジの頭を潰してしまいました。

仕方ないので、プライヤーでネジを止めているナットを緩めて取り外し。

新しいネジを固定する時に、菊ワッシャやナットを落として、拾うのに一苦労・・・

といったトラブルはありましたが、1時間もかからずに無事終了。

 

コネクタを固定するネジの両サイドには菊ワッシャを噛ませて確実に導通するようにしました。

コネクタは対角の2か所留めなので、2か所穴を追加して4か所に使用かと思いましたが、切粉の始末がつかないのと、これまでも2か所止めて使っていたので、このままとしました。


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After 


コネクタ交換後オスコネクタを挿入してみましたが、差し込みのテンションが大きくなったようでチョット固めで、ネジの締まり具合もなかなかFBです。
これで接触がFBになり、ハイバンドでのPCへの回り込みが止まればFBですがHW??

その3へ続く・・・

現用中の真空管式アンプは製造後30年近く(それ以上??)経っている年代物ですが、快調に稼働中。

しかしながら部品の経年劣化で電源平滑用電解コンデンサーのトラブルが気になるところ。


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Befor
 

以前H社真空管式アンプを使っていた時も電源平滑用電解コンデンサーの劣化で電解コンデンサーの電極間でスパークしたりしたことがあったので、リグが故障してQRTしている間に交換することにしました。

今回使用したコンデンサの容量と耐圧は同じですが、動作温度はこれまで80℃でしたが今回は105℃の電解コンデンサを使用したので信頼性もです。

 

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今回購入した電解コンデンサー


先ずはフタを外して

整流用ダイオードの装着基板のネジと電解コンデンサを装着している基板を止めているネジを外すと、電解コンデンサを装着している基板が外れます。

 

それを作業しやすい位置まで移動して電解コンデンサを基板に固定しているネジを外して交換です。

 

電解コンデンサには基本極性があるので、逆に装着すると大音響とともに破裂等トラブルが発生するので、逆装着は厳禁!!

 

電解コンデンサ底面と基板に+の極性表示があるので、それに合わせてねじ止め。


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電解コンデンサー本体と基板の”+”表示を合わせてねじ止め
 
このアンプには電源平滑用電解コンデンサーが8本使ってあるので、聊か面倒でしたが無事交換終了。

最後に電源を再投入(この瞬間が一番緊張Hi)して問題ないことを確認して、今回の作業は終了。


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After 

これでまた安心して使う事が出来ます。

 

他にも幾つか交換・改良したいところがあるので、これは後程・・・

PW1がダウン後、正式に免許を頂いてから主力に躍り出ている真空管式リニア。

特に不具合も無く、年式の割には快調に働いているのですが、使い勝手がイマイチの所があり、ブログでお世話になっているJF1KMCさんにアドバイスを頂きながらふたを開けて実装されているデバイスと回路図とを照合してみると、高圧を分圧している2個の抵抗が逆に取り付けられていて、間違って分圧されていました。( ;∀;)

一時は回路全部のデバイスを取り換えようかとも思いましたが、無駄なことをしないで済みましたHi

KMCさん、いつもアドバイス有難うございます。

昔、一世を風靡したMade in U.S.A Henryのアンプで装着するデバイスや配線が間違っていて、ブレーカーが落ちたりスパークしたりしたと聞いたことがあります。

いまはどうか知る由もありませんが、品質管理はどうなっているんでしょうね??

 

今回のメンテでは、電圧確認がメインだったので、久しぶりにアナログテスタを工具箱から引っ張り出して使ってみました。

いつもはデジタルテスタですが、今回は電圧が出ているかどうかが知りたく電圧値は2の次で、針が振れるかどうかわかれば用は足りるので、こちらを使いました。

購入後30年近く経つと思うのですが、故障等なく元気に働いてくれているので、一生ものですね。

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今回のメンテの主役アナログテスタ
 


あとはブロワーの遅延タイマーを追加したいのですが、配線の引き回しが高圧トランスのそばを通っているのでこれを一旦取り外す必要があり、面倒そうなので、こちらは涼しくなってから向かってみようと思います。


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赤丸部分がブロワからのリード線なので、手が入らず面倒そう・・・

エキサイターにこれまでのPW1と新規にアメリトロンのAL-12002台のリニアを繋ぐべく中国総合通信局宛に変更(届け)を投函したのが826日(土)。

今週火曜日(29日)には到着しているのを📞で確認。

本日帰宅すると総通から当局宛の郵便が到着していたので確認してみると、新しい局免が到着していました。

“特に問題なく処理しました”とコメントも添付されていたので、今回追加したAL-1200も無事免許されました。

以前真空管リニアを変更申請で追加した時に色々指摘されたので、今回もチョット心配でしたが杞憂に終わったようです。

 

局免の発行は830日となっているので、到着翌日には処理が終わっていたようで、随分と敏速な処理でした。

新局免


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